AAでは何度か多鹿さんのエキシビジョンを行なっています。
毎回多鹿さんとは長い時間をかけて案を出し合い、会場の構成やアイテムのバランスなどを決めていく。
ご実家の工場も独特の雰囲気で僕はとてもあの場所が好きだ。
そんな多鹿さんの新作をご用意して頂いた。
兵庫県小野市で四代に渡って鋏を製造する、多鹿治夫鋏製作所の伝統の技術が受け継がれた形「竹二作」。
従来、博多鋏・本種鋏など、このような形状の鋏が多く作られてきました。
地金は極軟鉄、鋼は白紙2号の複合鋼材を使用。
表面を黒い皮膜で覆い、薄く鉄が透けて見える質感と、90年続く裁ち鋏の技術を用いた手研ぎと裏すきにより、切れ味の持続性を長く保つように仕上げています。
使い込むほどに皮膜は薄くなり、地金の鈍い鉄色が浮き出し、風合いも変化していきます。手に触れる部分に施した籐も、使うほどに色が変化し、艶が増していきます。長年作り続けてきた、工場作業用にも使われるプロ用の鋏と同じ製造方法のため、裁縫鋏、文房具鋏、どちらでも使える日常の鋏です。
修理、研ぎ直しも可能です。
material: 複合鋼材
colour :black
size :flee