Sign/気配

装花作家 皆川眞弓による展覧会を開催いたします。
自然界の植物と空想植物の共存空間を、恩師から譲り受けた花器と共に展開いたします。

彼女の優しそうで柔らかな笑顔や物腰と、作り出す作品には絶妙なズレを感じてました。
その興味から、今回の展覧会をお願いするに至りました。
作品を購入し、眺めたり話を聞いたりするうちに、そのズレとは彼女自身が持つ想像力の塊が作品に憑依していたのだと少しづつですが理解をしました。
作家の会話と作品を手に取ることで、まるでファンタジー小説の中に自分がいて、普段の何気ない日常空間に突如見たこともない空想植物が現れます。
それは繊細で美しく、ほんの少し恐怖感や高揚感を感じます。

皆川眞弓/装花作家
京都生まれ
2009年、植物による空間演出を学んだ知識と長年のフローリスト経験を活かし、
京都の伝統的な絹糸を主な素材に花びら一枚から手仕事でつくりあげるブランドAFLO+(アフロプリュス)を設立。
編む・縫う・刺繍するなど基礎的な技術をもとに独自の手法を加え生み出されるオブジェや装身具を
「空想プランツ」と名付け、京都を拠点に国内外問わず作品発表を続けている。

 

2022.3/4-3/14 火、水曜日定休日
13:00-18:00