はきもの展 大地と人を結ぶ接点

京都・岩倉 AA にて履物関づかによる企画「はきもの展 大地と人を結ぶ接点」開催
歴史や営みから履物の歩みを辿る

2022 年 12月 10日(土)から 29日(木)まで、履物 関づかによる企画「はきもの展 大地と人を結ぶ 接点」を、京都・岩倉AAにて開催致します。
履物 関づかは、京都を拠点に現代の暮らしに履物が溶け込むような、和装・洋装の境のない自由な解釈で楽しめる提案を続けてきました。次の一歩へ向けて、履物がどのようなルーツを辿ってきたのかを知る必要性を感じたことから、本展の開催に至ります。
本展は、広島県の「松永はきもの資料館」協力のもと貴重な履物をお借りし、長い歴史と営みのなか、生活や仕事、環境に寄り添った履物の歩みを展示いたします。
メインビジュアルは、パリを拠点とするアーティスト・フィリップ・ワイズベッカー氏に履物のイラストを描き下ろしていただきました。彼の感性によって描かれる履物の姿からは、道具としての佇まいや形のおもしろさが伝わってきます。イラストの原画は会場にて展示するほか、トートバックや手拭いなどのプロダクトを店頭・オンラインショップにて販売予定です。
歩いていると地面と自身が接しているような感覚になりますが、実際には靴や履物を介してわたしたちは大地と繋がっています。人と大地を結ぶ道具である履物に、改めて着目していただければ幸いです。

-----

 

はきもの展
大地と人を結ぶ接点
Connecting HUMAN to EARTH

日 程:2022年12月10日(土)- 29日(木)
時 間:13 : 00 - 18 : 00(会期中無休)
会 場:岩倉AA
入場料:1,000 円

主催:履物 関づか
協賛:松永はきもの資料館
展覧会 ディレクター:関塚真司
メインビジュアル:フィリップ・ワイズベッカー
会場構成:NEW DOMAIN(長尾崇弘、佐藤開)
グラフィックデザイン:NEW DOMAIN(西野亮介、東那摘)設計・施工:SPROUT、NEW DOMAIN

-----

履物 関づか・岩倉 AA
京都の北、山間の静かな土地で見つけた木材倉庫を改装し、店を構えました。 店には二つの部屋を持たせ、それぞれに名前と役割を与えました。私が選んだものや、特別に仕立てていただいたものを展示・販売する『岩倉 AA』そして、 私自身の仕事である、履物のデザイン・製造・販売までを行う『履物 関づか』。 様々な事が起きる世の中に、変わらない確かなものの提案をし続けられるように、日々精進してまいります。
https://www.instagram.com/aa_sekizuka/

履物 関づか
1982 年生まれ。2007年から京都祇園にて履物職人の修行を開始する。 2020年 4 月履物 関づかを開業。履物のデザイン、製造、販売を全て一人で行う。また素材や材料の選定から職人の育成、履物の歴史資料蒐集まで行う。伝統的な視点からの履物、ファッションの視点からの履物、そのどちらの考え方や視点も過去のアーカイブや資料 から紐解き独自の視点にて世の中に提案している。 https://hakimonosekizuka.com

松永はきもの資料館
福山市松永はきもの資料館 は、日本はきもの博物館・日本郷土玩具博物館から引き継いだ貴重な資料をはじめ、松永地域の産業を支えた下駄・ い草・塩の生産関連の資料の 多くを収蔵・展示しています。
フィリップ・ワイズベッカー
1942年生まれ。1966 年フランス国立高等 装飾美術学校(パリ)卒業。 1968 年ニューヨーク市に移住し、活動を始める。アメリカの広告やエディトリアルのイラストレーション制作を数多く手がけた後、2006年フランスに帰国。アートワークを本格的に制作開始し、欧米や日本で発表を続けている。2004 年にはアンスティチュ・フランセ 日本が運営するアーティスト・イン・レジデンス、ヴィラ九条山に滞在。日本での仕事も多く、JAGDA、NYADC、東京 ADC など国内外で受賞。 2020 年東京オリンピック公式ポスターも手がけている。

NEW DOMAIN
京都を拠点に活動するデザインファーム。7名が在籍し、各々の専門性や背景を生かしプロジェクトに取り組む。相互批評を行うことで、領域を横断し新しい方法・考え方を見つけプロジェクトに実装している。主な実績として、大学工房の設計・ブランディング・パッケージデザイン・店舗設計・展示構成・アートフェアへの参画など。 http://newdomain.jp 

 

本展示は、文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業です。